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執筆者の横顔角田 明

現職

教育実践『響の会』会長・日本公文教育研究会子育て支援センター顧問

 学校教育に携わる仕事(教員)自体が、呼称(「先生」)ほどの派手さはない。寧ろ、地味である。また、逆に呼称によって必要以上の軋轢も感じる。言動にもかなりの制約や規制が掛かってくる。一人の家庭人としても、時として萎縮してしまう場合もある。そんな教師たちは「一人で悩み苦しむ」時間が多くなってしまう。求められる教師像と自らの現実の狭間で苦境に立たされることが多くなっている。最近では、理不尽な保護者の要求が教師集団の力量の限界さえ感じるところまで来ているような気がする。
 退職した今、学校経営の経験者としてのメインテーマは「学校づくりは授業づくり」である。授業を通して子どもと関わり、子ども達の成長に目を見張りながら未来への期待を漲らせることの出来る教師達を育てなければならない。テーマが絵に描いただけの餅になってしまってはいけない。授業こそが「積極的な生徒指導である」という理念の現実化を追究していきたい。様々な工夫と努力で日夜苦労している後輩校長諸兄にも、労をねぎらいつつ「元気を出して」と声をかけ続けたいものである。
 最近では、学校から「保護者対象」の講演依頼が多くなっている。参会された保護者には問題意識もあり課題も認識されている。波及できない部分への歯がゆさも感じるが何らかの動きは休むわけにはいくまい。社会教育分野への刺激も与えなければ学校教育は沈没してしまいそうだ。日本の文化の殿堂であるべき学校教育の起死回生を心から切望しつつ、微力な自身の務めも果たしたいと老体に鞭を打つ霜降の朝である。

略歴

1944年 熊本県八代市に生まれる。1969年から神奈川県内の高校、中学校の英語教師として学校教育に従事。1988年より神奈川県茅ヶ崎市の教育行政と学校現場とを往復しながら指導主事を務めた後、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事。2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長に着任。校長として保護者や地域住民と一体と なった教育を目指し、地域に発信した「学校グランドデザイン」、保護者を対象 とした校長塾「眞心舘」の連続開催など、数々の実践。2004年3月退職。2007年現在、教育実践『響の会』会長・日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国各地で教育現場にエールを送る講演活動と授業研究に関する指導助言を展開。『響の会』は茅ヶ崎に次いで静岡県浜松市・広島市・東京都立川市に拡大発展中。
 著書に『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS(光村図書出版)がある。新刊「人は人によりて人になる」(MOKU出版)また、月刊誌MOKU(MOKU出版)には06年6月より「学舎の窓から」で連載執筆中。07年4月号より月刊誌「悠+(はるかプラス)」で連載記事を執筆。

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